喜びの舞

ある日の昼下がり、いつものようにレジを打っていたところ、ユーリ先輩(仮名)が踊りながら事務所から飛び出してきた。私の販売コンクール入賞を喜びすぎて、職場にいることも営業時間内であることも、頭の中から消え去ってしまったらしい。

彼女は店内の通路で踊ったままお客様と遭遇していたが、お客様は見なかったことにしてくださった。なんとも不思議な光景であった。