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元気にご挨拶

私の配属された店舗は不採算店舗と呼ばれていたらしく、だいたい17時を過ぎると店員が二人しか居ないという悲惨な状態だった。しかも、一人は無資格者な上に薬にも接客にも関心が無いという、何故薬屋で働こうと思ったのか謎な人物だった。

そうなると、お客様に不快な思いをさせないためには、私一人ががんばるしかない。そんな悲壮感を胸に秘め、挨拶だけでも元気よくすることを心がけていた。

その結果、私の口から発した言葉が「いらっしゃいませ、こんばんにゃ!」だったことは本当に残念としかいいようがない。

店内に20人ほどいらっしゃったお客様が、ドリフや吉本新喜劇のようにずっこけるリアクションを取ってくれたのが、唯一の救いだった