流行

教官(甥/小3)が書店でサバイバル術の本を熱心に読んでいた。「サンタさんのせいでハマった」という。そして彼が友達に勧めたことで、クラス内がサバイバル術ブームになったらしい。

教官は昨年のクリスマスにサンタにゲームソフトをお願いしたが、届いたのは何故かサバイバル術の本。不思議に思いながらも読み通したところ、それはそれで面白かったらしい。サンタの選択眼と教官の寛容さに何ともいえない今日この頃。

詐欺未遂

同僚の元に、息子を名乗る男性から、車で妊婦をはねたので治療費と医療費を支払わねばならなくなったという電話があったらしい。

 

「まだ見ぬ息子が人身事故を起こしたと聞いて、動揺してしまいました」

「まだ見ぬ、ということは、息子さんが生まれるの?おめでとう!」

「いえ、息子どころか、結婚もしてません。交際していた彼女に3ヶ月前に振られたところです」

「…なぜ動揺した」

「しかも、名前まで呼びかけてしまったせいで、話が長引いてしまって」

「子供のいないキミが動揺するくらいだから、お子さんやお孫さんのいる方がオレオレ詐欺に引っかかるのも無理ないか」

 

それにしても、将来出会うかもしれない自分の息子の名前をいきなり電話で呼びかけるとは、なかなか斬新だと思う今日この頃。

奈良の3大名物

店の若人の1人が奈良県民なのだが、パートのおばさま方に「奈良って、鹿と大仏しか無いんでしょ?」と、からかわれるらしい。

そんな日々が続いたある日、彼は反論に出た。

「奈良には俺と大仏と鹿がおれば、充分やないですか!」 

奈良の3大名物として自分を挙げるという大胆な手法だった。

気遣い

会議場にて、一人だけ酷い風邪を引いてマスクを着用している参加者がいた。会議終了後、彼は軽やかに片手を上げ、「じゃ、みんな、風邪には気をつけて!」と言った。

間髪入れずに「おまえが言うなーっ!」とツッコむベテラン勢と「いまのボケなのかな?本気なのかな?」と戸惑う新人たちのコントラストが楽しい会議の終わりだった。

私が先陣を切ってツッコんだのは言うまでもない。ベテランではないけれど。

アラート

会議の休み時間に、先輩に話しかけられた。

iPhoneを買い替えようと思うんですよ」

見せていただいたiPhoneは、画面がひび割れている上に、左半分が真っ暗になっていた。

「確かに、早急に買い替えた方が良さそうですね」
「それで、バックアップをしたいのですが、お前のWindows XPじゃ無理だよーんって、メッセージが出てきて、出来ないんですよ」
「それはまたファンキーなパソコンをお使いですね」

横で話を聞いていた別の先輩がお茶を噴いた。

失言

必修単位を1つ落としてしまって留年するかもと言うバイトくんに対し、なんと声をかければ良いのか悩んだ。そして、何故か太鼓の達人を受信してしまい、そのまま口にしてしまった。

「もう1回遊べるドン!」

バイトくんは笑い転げていた。

人生訓

今週のお題「思い出の先生」

小学1年の時の担任の先生がおっしゃっていたことが今だに私の行動指針になっている。

 

「迷ったら、やらない」

 

この言葉の意味として、「本当にやりたい事なら迷わないし、やるかやらないか迷うようなことはどうでもいいことか悪いこと」だと説明された。納得。